2020-10-03

その時はいつか













曇り空のもと、いつものように庭仕事をしていると消防車のけたたましいサイレンが近づいてきた。『焚き火か何かで来たのかな?』と思うも、煙も見えないし匂いもしないのでおかしいと思っていると、我が家の前を通りすぐ裏の家のまえで止まるじゃないか。『ボヤなのかな?』と思っていると救急車の音も聞こえてきたので病人が出たことがわかった。ご近所さんなので誰だろうと心配していると、やがて消防車は去り、なぜか救急車もサイレンを慣らさず去っていった。『救急車を呼んだけど大丈夫だったのかな・・』と思いながら庭仕事を続けていると、お隣さんがやって来て『Aさん亡くなっていたらしいよ』と衝撃的なことを教えてくれた。親戚か知り合いかが訪ねて来て倒れているAを発見して通報したようだ。しかしすでに亡くなっていたため消防は引き返し、後を警察に委ね検死が行われたという。

亡くなったAさんはちょっと変わり者で知られ、あまり近所付き合いをしない人だった。自分は毎朝Jackieの散歩の折に会っていたので立ち話をする程度の関係だったが、最近は見かけなかったので散歩する時間帯を変えたのかな、と思っていた。それがまさか亡くなっているとは・・確かまだ60代後半のはずだし・・う〜ん分からんもんだね。

情報通のお隣さんによると、息子2人はすでに独立し、奥さんも数年前に出ていってしまったので一人暮らしだったという。ご近所の人が昨日姿を見かけたらしいので、まだ亡くなってそう時間は経っていないところを発見されたようだ。

死はいつ何時訪れるか分からない。そんなことを普段から気にかけて生活しているわけないが、こういうことがあると『明日は我が身かも・・』と思うような年齢となって来た。実際10年ほど前に同じ班の人が50歳前の若さで自宅で倒れ亡くなったしね。それは誰にも分からないと思う。

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