2010-11-27

美しきもの


なにが美しいと言って、自然ほど美しいものはない。
朝夕空を見上げ、立ち止まっては川を眺める。
なにがあるわけでもない。でもすべてがここにある、と感じるんだ。
いろいろな国を旅した。どこもかしこも美しかった。そしてそこに住む人々が居た。
人の居る風景はどこか滑稽で雑然とし、哀愁を漂わせている。
それらがふと、路地裏から空に放たれたとき、見上げた空にはなにが見えるだろうか。

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