2010-11-29

機密とは?


ウィキリークスによる機密文書公開はある意味痛快だな。外交の表と裏、いままで陰に隠されていたその醜い部分が権力に抵抗するかたちでweb上に溢れ出した。各国政府、特にアメリカ政府の困惑は相当なものだろう。以前にもイラク戦に関する情報をリークされ、国益を大きく損ねられたとしてウィキリークス創設者には逮捕状が出されている。その罪状はレイプ容疑で、恐らくこれはでっち上げだろう。なにが何でも彼を取っ捕まえて、これ以上の機密情報のリークをさせまいとするアメリカ政府の焦りがよく分かる。しかし今回のリークで彼の立場は益々危ういものになってしまった。敵はとてつもなく強大だ。果たして何処までやり遂げることが出来るだろうか?この分だと米軍もしくはCIAなどに密殺されはしまいかと心配になる。彼はいまやアメリカ政府にとってもう1人のビンラディンだからね。

ウィキリークスの公開している文書は確かに機密文書だが、しかしこれらは事実に基づいたものであり本来公開されても何らおかしくはないもののはずだ。それをなぜ隠すのか?公開できないこととはなんなのか?いったい外交とはなんなのか?
リークされた情報よりも、全世界に対して様々なことを問題提起しているウィキリークスの理念こそ、評価されるべきものだと思う。

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