2023-09-07

ジャニーズ問題


 ジャニーズ事務所の社長が引責辞任し、頭をすげ替えることで性加害問題から逃れようとしているが、この問題ジャニーズ事務所の今後よりも各メディアの今までに対する責任追及もしっかり行うべきだと考える。NHKはニュースで長々と言い訳めいたことを述べていたが、BBCが報道し、国連人権理事会が介入したことによってようやく動き始めたわけで、それまで性被害者がいくら意見を述べようとも各マスメディアからは完全に無視され続け、そういった意味においてはこちらも人権を無視した行為に他ならない。各マスメディアは性加害問題を取り上げることでジャニーズ事務所の反感を買い、人気アイドルらの出演を断られることを恐れ、分かっていても口をつぐんでいた。このことはマスメディアの立場として言語道断であり、性加害を助長したと言っても過言ではない。であるにもかかわらず今日のNHKの言い訳反省コメントに致命的な失敗を起こしたことに対する危機感は感じられず、ただ『しゃーないから謝っとこ』程度の認識しか持っていないのだろう。おそらく他のメディアも右倣えで同様のコメントを出すのだろうが、とどのつまりはBBCや国連人権理事会が指摘した様な深刻さを当の日本のマスメディアは理解していないのだろう。だから今までうやむやのまま放置されてきたのだ。その罪を真摯に受け止めよ。

 

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