2023-09-06

国民よ、もっと怒れ


 ガソリン価格が再び最高値を記録した。これに対し政府は石油卸売各社に補助金を交付し価格を175円ほどに抑える様にするとのことだが、175円でも十分高い。なぜ目標が175円なのか、それぐらいにすれば国民も納得するだろうと政府が国民の出方を見る値として設定しているだけだろう。そもそも都市部に住む人間と車が必要な地方に住む人間とではガソリン価格の増減が生活に与える影響は段違いの差がある。にもかかわらずこういった施策を立案するのは都市部に住む官僚らだ。前にも述べたが、ガソリン価格を下げるためには税率を下げるのが一番妥当なやり方だ。現状ガソリン税には本来のガソリン税の税率に上乗せ分のガソリン税金が課せられ、さらに10%の消費税が課せられている。まずは上乗せ分のガソリン税を廃止し、さらに消費税による二重課税を撤廃すればそれだけでかなりガソリン価格を抑えられるはずだ。そもそも国民に対して明確な根拠もなく徴収され続けていた税金を正しい状態に戻すだけのことで、なぜそのことに政府が踏み込まないか疑念が残る。おそらくはそのガソリン税率で長年甘い汁を吸ってきた輩が政府内に相当数いるのだろう。そうなっては困るので補助金を出してうまいことごまかそうとしているだけだ。

国民よ、もっと政府を疑い、監視し、そして賢くなれ。意見を述べぬ国民に対し政府はタカをくくり、彼らのしたい様に物事を決めてゆく。政府を監視し、その施策に意見を申すのが国民の仕事だ。黙っていては何事も動かないぞ。

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