2023-09-25

年収の壁


 いわゆる年収の壁問題を改善するため岸田君が対策案を発表したが、106万から125万の間の部分に関して賃金の上乗せなどの対策を行った事業者に対して一人当たり50万円の助成金を支給するとあるが、直感的に何を言っているのかよく分からない。そもそも何故事業者に対して50万支給するのか。これは労働者が社会保険料を負担しなければならない分を事業者が賃金を上げることで補填すると言う仕組みなのだろうが、小細工的な取り組みでうまく行くとは到底思えない。そもそもなぜ事業者へ支給されるのかがよく分からない。直接労働者へ社会保険負担分プラスαの金額を支給すれば、もらった側も単純明快でウケも良いと思うがどうだろうか。そもそもこの年収の壁問題は時代背景に合っていないものを無理やり運用しているから問題が蓄積されるわけで、ここらで大鉈を振るって改革を実行しないと今後ますますこの歪みは大きくなって、国の財政同様ニッチもサッチもいかない状況に陥ってしまうだろう。一般人の生活をしたことのない連中が一般人のための施策を立案できるはずがない。それは高級官僚と言われる連中も同じことだ。全く愚かなことだよ。

 

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