2015-03-06

知らぬことばかり














戦艦武蔵が発見されたという報道を見て、沈没に至るまでどのような行動を取っていたのかを調べているうちに、その武蔵が一時期停泊していたトラック島の事が気になり、さらに検索の深みへとはまってしまった。
今までに何度も書いたことがあるが、トラック島は亡くなった祖父が守備隊として守っていた島だ。祖父からは断片的な話だけを聞いていたが、いろいろ調べてゆくうちにそれらがなんとなく繋がり、もう少しイメージしやすくなった感じがする。
この島周辺では多くの旧日本海軍所属の艦艇がアメリカ軍の猛攻により撃沈または大破され、それらが今では人気のダイビングスポットとして世界中から注目されているという。
なぜか第9師団に所属していた祖父はこの島でアメリカ軍の激しい爆撃を耐え、生きて帰ってきた。それでも守備隊だけで400名を超える戦死者が出たとの記録があり、撃沈された艦艇の乗組員らも入れると7000名もが命を落としたらしい。
たまたまアメリカ軍が先を急ぐあまり上陸しなかったおかげで玉砕を免れ、命拾いしたというのが現実だろう。
平和ボケした日本に居るとそんな戦争していたこと自体が信じ難く感じるが、撃沈された艦艇の中に今も残る遺骨は『何をか言わんや』だ。

ただただ冥福を祈るのみ

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