2015-02-05

冬の藪漕ぎ














夜中、トタン屋根を叩く雨音で目が覚めた。
ぐっすり寝ていたもんだから一瞬『あれっ、ここはどこだ?』なんてボケてしまったが、『ああ、そうだ民宿だった・・』と、すぐに気づきトイレへと起きる。
外はかなりの雨量のようだ。『まいったな・・』とまた寝床に入る。

朝、いつもより少しゆっくり起き外を見る。まだかなり降っている・・。これだったらむしろ雪であってくれた方があまり濡れずに済むな・・なんて思いながら朝食を摂り現場へと向かう。
調査の担当者と落ち合った後は、課題のポイントを絞りひたすら藪の中へと進んで行く。この頃になると心配していた雨も小降りとなり、薄日も差してきた。城山の斜面に生える笹や雑木はしっかり濡れているため藪に分け入るとずぶ濡れとなるが、 そんなことも言っておれずどんどんと藪をかき分け急峻な崖を登ったり下りたりを繰り返しつつ、戦国の世の痕跡を調べ上げてゆく。
今回の踏査で曖昧だった点をいくつか確定できたので、藪に分け入った甲斐があったというもの。同じことをするならやはりマムシやヤブ蚊などがいない冬に限るね。
とりあえず今日の立ち会いは無事終わったが、今後もこういう機会があれば是非参加したいと思う。

0 件のコメント: