2015-02-18

大国の茶番














そもそもロシアが停戦協定を守る可能性なんぞゼロに近かった。ただ、フランスとドイツが出てきたから顔を立てるために協定を結んだだけだ。しかしここまでプーチンがあからさまに親露派武装勢力の支持を表明したのには驚かされたね。
結局停戦合意前から攻勢を強めていた親露派は交通の要衝の街を占拠し、多くのウクライナ兵の身柄を拘束したようだ。ウクライナ側はほとんどの兵士の撤退を完了したと言うが、ウクライナ政府軍はどう見ても弱いよね。親露派はこれに乗じて益々攻勢を強め、ドネツク・ルガンスクの両州の支配を狙ってくるだろう。
この親露派の動きに西側各国は後ろ盾となっているプーチンを責めるも、今の西側の首脳の中にプーチンを止めるべき人材は居らず、まさに彼の独壇場。
世界秩序はやはり法ではなく力によって左右されることを如実に表す昨今なり。

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