我が国のあり方が情けなくなって来る。何についてもはっきりと意見を表明せずグレーゾーンでのらりくらりしている。それが日本の文化であり処世術の一つだと言えば確かにそうだが、外交という場においてはそのはっきりしない態度は不信感を招き国益を損なっている。欧州の中にはパレスチナを国家として承認する動きが出始めているが、長年パレスチナを支援して来た国でありながら未だに国家として承認する動きを見せていない。これは明らかにアメリカの顔色を伺ってのことだが、そんな煮えきらぬ態度の国を誰が信用するというのだろうか。人権に関して絶対に譲れない線があるなら頑としてそれを守り貫くべきだ。その線が損得勘定で動くならばそんな国には意志が無いとみなされても仕方がない。いったいいつまで対米追従を続けるのだろうか、中国には米国の犬と卑下され、その米国からも完全にナメられている。ネトウヨらは移民がどうのこうのと騒ぎ立てているが、そんな小さなことよりもまず国家としてのあり方がどうあるべきかを議論せよ。次の総裁がアメリカの顔色ばかりを気にするのではなく、正しいことを貫き通す人物であることを切に願う。
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