2025-06-23

慰霊の日


 沖縄戦から80年の慰霊の日を迎えた。戦禍で亡くなった人を悼む日であるものの、世界に目をやれば戦乱は絶えず、むしろ米軍のイラン空爆でさらに状況は悪化している。沖縄戦も犠牲者の多くは一般の島民だった。島民が戦闘に巻き込まれた結果様々な悲劇が生まれ多くの命が失われた。現代の戦争は遠距離からミサイルやドローン攻撃を行うことが主流となっており、そこには犠牲者数の数字はあるが顔が無い。糸満市摩文仁の丘にある平和の礎も沖縄戦の膨大な犠牲者の名を一人ひとり刻むことで単なる犠牲者数ではなく、その名を持った一人ひとりが生きた証を表している。そのことによって戦争の悲惨さをより深く感じるのだ。毎日のように報道されるウクライナやガザ、イランの犠牲者の数だけそれぞれの人生があったはずだ。それをまるで無視するかのような無慈悲な攻撃はいかなる理由があっても直ちに止めるべきだ。そんなことさえできない国連なら存在価値は無い。このまま無法行為を放置していれば行き着く先は大戦だ。人類は同じ過ちを何度繰り返すのだろうか・・

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