2019-04-23

10年に一度のことだが・・























自分(10年)と長女(5年)のパスポートの期限が迫って来たので、更新するため旅券センターに行ったが、相変わらず申請窓口のお姉様方は写真について口うるさく、まったくもってうんざりさせられる。写真のチェックはサイズから始まるが、毎度フォトショで完璧に仕上げてゆくので付け入るスキはないが、定規を使ってきっちり測るあたり病的でもある。長女の写真は僅かに微笑んでいる写真だったが、それを見て『無表情の写真ではないので機械に通るか分かりません』と来た。ここでカチン!と来たがいい子して聞き流すと、今度はルーペを取り出して写真をまじまじと調べ、『耳の後ろに少し影が映っているので、再撮をお願いするかもしれません』と言うじゃないか。さすがにこれを聞いた時はズガン!と頭に血が上ったが、その様子を隣にいた長女は気づいたようで、目で抑えるように訴えている。怒鳴りたいのをぐっとこらえて殺気全開で睨みつけ、『その写真を通して下さい。って言うか通せよ!』とだけ言いつけてしばらく待っていると、何のことはなく申請は終わった。
10年に一度のこととはいえ、毎度嫌な気にさせられる。先日申請に行ったアメリカ領事館の対応と真逆で、官僚主義の悪弊をこんな末端でも感じることができる。アメリカなんて歯を見せてニッと笑った写真でも全然大丈夫だし、申請するときも写真のサイズなんか計りもしない。本人の写真かどうかをちらっと見てそれでおしまいだ。
そもそも機械にケラレなければ良いわけで、どうでもいい細々したことにいちいちケチつける融通の効かないやり方はいかにも日本的でまったく受け入れがたい。
もっと多くの日本人がはっきりと物申すようにならなければ、大げさではなくこの国の未来は無いと思う。

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