2025-08-06

広島原爆の日


 広島は今日、80回目の慰霊の日を迎えた。原爆が投下された当時も今日のように蒸し暑い日だったと言われている。その青空に『黙祷』の声が響き、しばしこうべを垂れて犠牲になられた人々に想いを馳せた。核兵器をこの世から無くすことは人類存亡の問題として成し遂げなければならないことは間違いないが、世界に目をやれば相変わらず核の脅しが横行し、世界は削減志向よりもむしろ持つ国は更に数を積み増し、持たざる国は核戦力の獲得を模索するなど今まで以上に核を持つことに執着するようになっている。これはアメリカやロシアなど核を大量に持つ国がその武力を背景に強圧的な態度を取るからで、核さえ持っていれば手を出すことはできないだろうと言う考え方が年々浸透しつつある。そんな中で迎えた慰霊の日にそれぞれが何を思うかに未来がかかっているように思う。日本も核武装すべしとの意見は年々増しつつあり、それをどうしてゆくかが今後の課題となっていくだろう。

核の惨禍を二度と繰り返させないことが、我々後世の者らの務めでもある。


 

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