2025-08-25

絶望の先にあるもの


 イスラエルがガザ市への攻撃を強化している。ネタニヤフ政権はガザに住む100万を超えるパレスチナ人に対して退去を要求しているが、飢饉の最中に一体どこへ行けのいうのだろうか。ガザ地区の8割近い建物はイスラエル軍による攻撃の影響を受けもはや廃墟に近い状態だ。にもかかわらずネタニヤフ政権は攻撃の手を緩めず、何の罪のない人々を殺しまくっている。これは紛れも無くジュノサイドだ。パレスチナの人々は家を破壊され、家族を殺され、食料まで絶たれている。精神的にも肉体的にも徹底的に痛めつけられ追い詰められている。こんな極限の状況の中、彼らは一体何を考えているのだろうか。おそらく日々の食べるものの確保と、生き残ることに精一杯で他のことは何も考えることができないのではないだろうか。彼らのこの絶望の先にあるものは何だろう。もしイスラエルへの復讐が唯一の生きる望みだとしたら、この先イスラエルに平穏が訪れることはないだろう。苛烈なテロ攻撃が繰り返されるイスラエルに対して『因果応報』だと世界は突き放すことになるだろう。 

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