今度行われる参院選では排斥主義を標榜する参政党などの動向が注目されている。そもそもこの排斥主義の高まりはトランプの登場などにより世界的な移民に対する態度の変化が影響している。今まで移民を受け入れて来た多くの国で移民は最底辺の仕事を担い、納税もして来た。にも関わらず今は排斥運動が吹き荒れ合法不法を問わず移民全てがターゲットとなっている。そこで排斥主義を標榜する連中に問いたい。移民を排斥して出来た労働力の穴をどうやって埋めるのかと。そう問うと彼らは言うだろう『いや不法移民だけ退去処分にすればいい』と、全く現場を分かっていない連中の言葉だよ。実際には合法不法を問わず問答無用に捕まえているのが現状だ。そしてロクな審査も経ずに強制送還されている。その様を見て排斥主義者達は拍手喝采するだろうが、その失った労働力を穴埋めするものは彼ら以外にはないのだ。そもそも移民達が職を奪ったのではない。誰もなり手がおらず困っていたために移民を利用した。言うなれば移民達が押し寄せたのではなく、需要が彼らを引き寄せたとも言える。今アメリカで行われていることがどういう影響を生むのか、我々は注視しなければならない。移民の排斥によって生じた労働力の穴をどうやって埋めるのか、アメリカの対応を各国が見守っている。
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