2023-04-17

争い止まず


 ウクライナとロシアが激しい戦闘をしている裏でアゼルバイジャンとアルメニアが小競り合いを繰り返し、ミャンマーでは軍事政権が民主派の村を空爆して住民を虐殺し、スーダンでは国軍と準軍事組織とが利権をめぐり大規模な戦闘を始め100人超の民間人の死者を出すなど争いによる死者は増える一方だ。イスラエルと周辺国との衝突も徐々に激しさを増してきているので、いつ大規模な衝突に発展してもおかしくない状況だ。日本の様な平和ボケした国にいると他国もしくはそれに準ずる組織との戦闘など想像もつかず、戦争に対するリアリティーさはほとんど感じられない。しかし現実問題として世界各地では争いが絶えず、多くの市民が命を落とし、家を失い、腹を空かせている。本来こういうことがない様に国を運営するのが政府の役目なのだろうが、その政府の権力者たちが利権の甘い汁を求め攻撃を率先して行っているのだから救いようがない。古来より常に一般人が権力者たちの思惑に振り回され血を流し、命を落としてきた。権力者たちの暴走を止めるための民主主義も多くの国で作用せず、それが一方的な独裁を助長している。権力者の横暴による死者を何とかして止める手立ては無いのだろうか。たった一人のためになぜこれほどまでに人が死なねばならないのか。全く理解できないし、そうあるべきでは無い。人類は何千年にも渡って同じことを繰り返してきた。いいかげんその愚かさから脱することが出来ないのだろうか。

 

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