2021-09-13

巡航ミサイルが頭を超えてゆく日













北朝鮮による今回の発射実験は、今までのような弾道ミサイルではなく巡航ミサイルだったという。それが事実ならば各国が北朝鮮から目を離していた隙に着々と技術開発を進めていたことになる。巡航ミサイル発射を受けての政府の発表はいつもどおりで、結局何も打つ手が無いということをさらけ出しているようなものだ。北朝鮮は目標に命中させたと言っているが、その誘導性能がどれくらいかによって脅威の度合いが変わってくる。命中率が高いものが既に開発されているなら、日本のほぼ全てが射程圏内にあり、既にロックオンされているのと同じ状態だ。しかも巡航ミサイルならば誘導性能にもよるが障害物を避けながら命中させるなども可能で厄介な存在と言える。さらに弾道ミサイルと違って射出時から低速低空飛行で巡航することでレーダーに捕捉されにくく、直前になってからしか発見できない可能性もある。米軍の持つトマホークミサイルの最大射程が3000kmなので、いずれそれに匹敵する射程を持つミサイルを開発してくるだろう。

専守防衛はいいが、既存の迎撃システムでは立ち向かえないものが現れた時どうすべきかをしっかり考えなければならない。今の時点でそんなことを言っているようでは既に遅いんだよ。

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