2024-06-23

慰霊の日


 沖縄戦が終結してから79年目の慰霊の日を迎えた。

過去の悲惨な戦争の犠牲者を追悼するこの日に改めて感じるのは、世界はあれだけの痛みを味わったにもかかわらず争いは絶えず、精密誘導爆弾やドローンによる攻撃など今はある程度攻撃対象を絞れる技術を持ち合わせているというのに常に犠牲になるのは一般市民であり、子供や女性などの弱者たちだ。これはいかに武器が進化しても戦争という行為そのものが持つ特性であり、戦争を行うということは死と破壊からは絶対に逃れられないことを示している。

ガザやウクライナでは今この瞬間も攻撃が繰り返されており、罪なき者が命を落としている。多くの人命や膨大な資源、そして復旧までの気の遠くなるような時間を考えると戦争行為ほど愚かなものはないことがわかる。我々は過去の戦争から何を学んだのだろうか・・先の戦争も国を守るための防衛戦ならまだしも他国を攻撃するような暴挙の末、我が国は焦土と化し一般市民は塗炭の苦しみを経験した。戦争の構図は今も変わらず、ごく一部の権力者たちが勝手に始め、戦争に行けと命令している。こんなことを繰り返さないようにして来たはずなのに一部の国では驚くほど安直に戦争が始まってしまった。我が国も例外ではないだろう。

慰霊の日の今日、改めて過去と現在、そして未来の戦争について考えさせられた。戦争を回避するためにそれぞれが為すべきことを為してゆく。それしかないのかもしれない。

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