トランプと中国のチキンレースが加熱している。トランプは中国に対して145%もの関税を課し、それに対抗する様に中国は125%の関税を課す様だ。ただ、中国はこれ以上の課税競争には付き合わないと言っているので、この税率での消耗戦となりそうだ。このチキンレースに対して中国側は『義』は我らに有りと認識しているのでアメリカにとっては手強い相手となるだろう。おそらくトランプたちはこういった中国人的思考を全く理解しようとしないはずで、その傲慢さが敗因となる可能性が高い。中国で商売の神様と言ったら関帝、つまり関羽だ。関羽といえば義の人の代名詞であり、中国人が商売に関して義は我らに有りと思うなら一歩も引かない覚悟であると見たほうがいい。それはもう脅しなどというレベルではなく、どんな犠牲を払ってでも負けるわけにはいかないという不退転の決意と捉えたほうがいい。それに対してトランプ側はといえばコロコロ方針が変わって不安定であり一貫性がない。そんな連中がいくらハッタリをかまそうが中国が泰然として動かなければ、ただ消耗するだけでそのうち破綻するだろう。中国はこの機会を好機と捉え、ここでトランプ政権に競り勝ちアメリカの権威を失墜させる狙いだろう。トランプ政権も中国に競り負ける様なことになれば大ダメージを受けアメリカの国力も大きく損なわれることになる。そんな地雷をトランプ達は踏んでしまったのかもしれない。
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