新米が売れていないという。これは単純な話で高いから買わないだけのこと。主食である米だから少々高くても国民は米を買うだろうとの見込みだったかもしれないが、昨日も書いたがもはや異常なレベルだ。30年前の卵の平均価格は現時点での平均価格の半額程度だったことを根拠に今の米価高騰が必ずしもボッタクリの値段ではないとの意見もあるが、 主食だからこそ急激な価格の高騰がもたらす影響は計り知れない。物価高騰の影響で実質賃金がマイナスを記録し賃金の上昇も見込めぬ中で、5kg4千円を超える米を躊躇なく買える家庭は特に子育て世代ではそうそう無いだろう。子供達が育ち盛りの時は月に30kgでも足りないくらいだった。それを今に換算すれば実に月5万円近くが米代だけで消えてゆくことになる。当然米以外の物価も高騰しているので月々の負担は相当なものとなり、一向に上がらぬ賃金ではこの負担をカバーするのはもはや無理だ。だったら備蓄米だろうがカルローズ米だろうが腹が膨れればそれでいいとなるのは当然だ。こんな単純なことも想像できず高値で新米を買い集めた奴らが大損しようが店を閉めようがそれは身から出たサビだ。大儲けしようとリスク取ったが失敗した、それだけのこと。むしろ引き合いが増しているカルローズ米を輸入販売している業者の方が手堅く儲けているかもね。皮肉なことだよ。
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