イスラエルとハマスの間で停戦合意が為されたが、合意後もイララエルによる激しい攻撃が続き、70人以上が死亡したという。この攻撃に対してハマスもロケットを発射するなど、停戦合意が為されたとはいえ状況は以前のままでなんら変わっていないというのが実情のようだ。そもそもこの停戦合意は退任するバイデンと大統領に就任するトランプの顔を立てるために為されたものであり、双方が真に望んだものではないと思う。それゆえ停戦の履行がどこまでま守られるかは不透明であり、そもそもハマスが命令指示系統を保持しているとは思えないため、恨みを晴らすために個人もしくは小グループでイスラエル人を襲う可能性も高く、その攻撃をイスラエル側は『ハマスによる攻撃』と捉えて激しく報復することになるはずだ。結局のところ停戦が守られる可能性の方がかなり低く、おそらくネタニヤフはしれを見越してというよりそれをハマス攻撃の理由にしてパレスチナ人の殲滅を図るだろう。当然トランプはネタニヤフに同調するはずなのでガザのパレスチナ人は危機的状況にあると言える。しかしハマスも5万人に迫る死者と絶望的な破壊を招いた責任をどう取るのだろう。この件に関してはいかなる理由があるにせよハマス・イスラエル双方ともに愚か極まりない。救いようがない愚かさとはこのことだろう。人的物的破壊の限りを尽くして得られるものは一体なんだ?相手に対する激しい怨嗟と復讐心のみだろう。そこに希望は無い。
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