2024-01-29

なんとまあタヌキ様


 今朝もヌートリアが掛かっていないか確認しに行くと、遠目で罠が落ちているのが見えたので『3日連続で掛かったじゃん』と呆れ気味で罠を覗き込むと、そこにいたのはなんとタヌキどんじゃった。これには驚いたね。ヌートリア と同じ体色をしているからてっきりヌートリアだとばかり思っていたけど、ケージの中からしょんぼりこっちを眺める表情はなんとも哀愁漂うもので可愛らしかった。オレンジ色をした齧歯を剥き出しにして威嚇してくるヌートリアとは大違いだよ。それにしてもいくら雑食のタヌキとはいえサツマイモを食べに来て罠にかかるとは思わなんだ。タヌキが罠に掛かったということは昨日の午後お供えしておいたヌートリアを食べているのはやはりキツネということだろうか。あれだけの大きさのヌートリア一頭分あればキツネやタヌキ程度なら数頭分の食料になるはずだから、わざわざサツマイモを食べる必要はないだろう。にもかかわらず罠に掛かったということはやはりヌートリアはキツネがさらって行き、タヌキはそのおこぼれに預かっていないと考えれる。

タヌキはそのままケージを解放し逃してあげた。一目散に走り去ってゆくその姿は素っ頓狂で愛嬌あふれるものだった。タヌキどんと言われるのも分かるね。

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