2025-01-27

米価高騰


 政府がようやく備蓄米を放出することを検討している様だ。一昨年から米の価格が高騰しており、昨年の収穫期を迎えたら米価が安定するとの見込みが大きく外れたことを受けての措置だと言うが、対応があまりにも遅い。自分がいつも買う玄米30kgに関して言えば価格は倍額となっている。日本人の主食である米が倍額になるなんてとんでもない話だ。これが他国なら間違いなく暴動となっているだろう。猛暑による米の記録的な不作が価格高騰の原因だと言うことは理解できる。しかしあれから一年が経ち米の収穫量が安定したにも関わらず米価が上がり続けていると言うことは、明らかに価格操作されているからに他ならない。米を囲うことで価格を釣り上げて儲けを出している連中が必ずいるはずだ。その行為は国民の生活を人質にとっていると同じことで政府はそれに対して厳しく在らねばならない。それなのに状況が変わらないのは儲けている連中から議員らが利益供与を受けているからだろう。そうでなければ国民の反発を受ける米価の高騰を座視するはずがない。今回農水相が発表した備蓄米の放出も実際に為されるのかどうかは不透明だ。単なる国民の不満のガス抜きのために発表しただけかもしれないし、その辺は厳しく監視してゆく必要がある。

米を作る農家の収入が増えることも大事だが、急激な値段の高騰は国民の生活を圧迫し、返って米離れを加速させる可能性が高い。現に米ではなく麺などの小麦製品を食べていた方がずっと安く済むからね。欲に目が眩んでヘタを打つと取り返しのつかないことになりかねない。その危機感が政府には無いのだろうね。

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