2025-01-14

情報発信のあり方


 昨夜起きた宮崎県沖の地震について情報が錯綜したことが問題となっている。確かに地震発生直後にニュースを見ていたら『津波の心配はありません』という表示と津波注意報発令という表示が同時に表示されていて思わず『どっちやねん!』と突っ込んだくらいだ。地震発生極初期の情報のみで計算すると津波の心配はないということになったらしいが、人命に関わることなので情報の正確性はさらに求めていきたいところだ。ただ、今回の件で暗示されるのは発表される情報が必ずしも正確ではないということだ。もちろん気象庁なども誤った情報を故意に流すことはないが、今回の様に極短時間で判断する場合、地震の規模や状況によって再計算した後に判断が覆ることもあるのだろう。これらのことから言えるのは、我々は発表される情報のみを信じそれを基に行動することが必ずしも正解ではなく、情報は情報として参考にしつつもその情報を鵜呑みにして座すこともまたリスクだということを心の中に留めておかなければならない。流されてくる情報だけではなく周囲の状況も自分なりに分析して次の行動に移らねばならない場面も今後は出てくるかもしれない。そんなことが起きないことを願ってはいるが、心の準備だけは怠らぬよう肝に命じておきたい。

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