大晦日

 今年も早いもので大晦日を迎えた。思い返せば元旦の能登半島地震に始まり、航空機衝突事故など波乱含みの幕開けだったが、その後もイスラエルによるガザ侵攻や激しさを増すウクライナ・ロシア戦争、シリアのアサド政権崩壊にトランプの大統領戦勝利など今後の世界の流れを左右する様な出来事が次々と起こった１年だった。来たる年が穏やかであることを願いたいが、年明け早々にトランプの大統領就任式があり矢継ぎ早に今までの方針を覆す様な手を打つと思われるので、 世界はこのペテン師の一挙手一投足に振り回されることになるだろう。またトランプ同様イーロン・マスクがどう動くか警戒する必要もある。

トランプが大統領に就任したらウクライナ・ロシア戦争を終結させると豪語しているが、これがどう展開するかは未知数だ。同じくイスラエルによるガザ侵攻も新イスラエルのトランプ就任によりネタニヤフが調子づいてさらに戦線を拡大する恐れもある。またアサド政権が崩壊したシリアも再び内戦勃発の可能性があり予断を許さぬ状態だ。ただでさえ世界が不安定さを増している現状にトランプが放り込まれることで大きな波紋が生じるのは間違いない。後はそれがどの程度かということだろう。不安が尽きない新年になりそうだ。