2024-08-12

ダブルスタンダード


 最近の西側諸国によるダブルスタンダードは目に余るものがあるが、ハマスの最高幹部がイランでイスラエルの手によって暗殺された件をめぐり、報復を宣言しているイランに対して自制するように英独仏で共同声明を発表したという。イスラエルがハマスによって攻撃を受けたときはイスラエルによる反撃を認めたにもかかわらず、イスラエルがイランを攻撃した場合は自制せよだと、まったくバカバカしくて話にならない。西側諸国は一体何様のつもりだろうか。そもそもイランに報復攻撃自制を求めるより、イスラエルの無慈悲な攻撃をやめさせるほうが先だろう。多くの一般人が避難していた学校を空爆し100人以上の人々を虐殺したにもかかわらず『憂慮』程度の言葉で済ます西側各国に何を言う権利があるだろう。先日も書いたが日本はこんな整合制の無い主義主張に付き合うことなく、一定の距離を保って様子を見るべきだ。ガザやイスラエルに関しての西側の立場は明らかに公正では無い。それをG7の歩調を合わせるためだけに追随するのは不正義な行いだ。そこは毅然として拒否し、正しい行いをすることだ。他国に追随し自らの主張も無いようでは植民地と同じ。いずれ西側諸国は衰退し、他の国々が台頭する時代が来る。G7に同調し日本も衰退の道を選ぶのか、それとも別の道を探るのか、まさに正念場だ。

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