2026-05-25

卒業式とその後


 3日間に渡る卒業式イベントも今日が最終日。日本で言うところの卒業証書授与式が屋外で行われる予定だったが、朝からあいにくの雨模様なので会場を巨大な体育館に移しての授与式となった。開会予定の1時間以上前に会場に着いたがすでに100人近い人が雨の中並んでいて、その熱量からこの式の重要さを知ることができる。会場には2500人程度が入る予定なので100番目程度なら早い方だ。場所も比較的いいポイントを押さえることができたので良かった。そしていよいよ卒業式が始まった。まず校長のスピーチから始まり、来賓のスピーチ、そして卒業生代表のスピーチを経て証書の授与へ。卒業生の半ばを過ぎた辺りで長女の名が読み上げられ、上壇後証書を受け取り校長と握手して退壇し席に。全ての卒業生の授与が終わると校歌を歌い卒業証書授与式は終了だ。こう書くと日本の式と同じように思えるが全く違うのがにぎやかなことだ。自分の娘や知り合いの子らの名前が読み上げられると席から立ち上がって大声で名前を叫んだり、掛け声をかけたりと、日本では厳禁行為とされるものが当然のように行われ、それがまたグッとくるものがある。日本以上にアメリカでは大学卒業が大きな意味を持ち、それを讃える意味での声援でもある。苦労を共にしてきた親子にとっては掛け替えのない瞬間だ。そういえば長女の大学では帽子を投げることはしなかった。それぞれが帽子に思い思いのデコレーションをしていたので、投げなかったのかな・・と思う。
さて、その卒業式のその後だ。信じがたいことに13時頃に卒業式を終えると、寮に住む卒業生たちは一斉に寮に戻って荷物の梱包をせねばならない。と言うのも明朝までに部屋をもぬけのカラにして退室せよとなっているからだ。これは新しい寮生を迎えるためでもあるが非常に酷なことでもある。長女の相部屋も散ちらけの状態で疲れがマックスに達している状態で片付けなんてできるのかと絶望的になるくらい。妻と自分の助けを借りて何とか21時頃までには全てを片付けることができたが当然日本に持って帰れない物も多く、それら使用品だがまだ使えるものは全てフリー・ビンと言われる部屋に置いてきた。すでに多くの雑多なものが置いてあったが、下級生や近所の人たちがこの中から自由に欲しいものを選び持ち帰ることができるという素晴らしいシステムだ。片付け中に長女が使用していた中途半端なシャンプーなどの洗髪洗顔用品を置いてきたが、しばらくてってから訪れた時にはすでに無くなっていて驚いた。大量に残ったサニタリー用品や雑貨なども置いてきたので、それらはいずれ誰かが使ってくれることだろう。捨ててしまうのは簡単だが、残すことで助かる人がいればそれに越したことはない。片付け終えた後は長女を連れて宿へ帰ったが、みんな倒れ込むような感じだった。めでたくもハードな1日がようやく終わった。 

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