2026-07-13

カードはイランが持つ


 アメリカとイランが攻撃の応酬を繰り返している。双方共に覚書の履行違反だと相手を非難しているが、第三者から見ればお互い様も甚だしい。それよりもいい加減やめろよお前ら、と言うのが本音だろう。トランプなんて『イランとはこれ以上関わりたくない』なんて投げやりなコメントを発するなど、自分から仕掛けておきながらその責任を他人のせいにする姑息ぶりにはホント呆れ果てる。アメリカ軍は何度も攻撃を仕掛けてはいるが、結局のところカードを持っているのはイラン側であり、いくらアメリカ軍が激しく攻撃を仕掛けようともトマホークなどの戦費が増大するだけでイラン側にはそのコストに見合う損害を与えているとは思えない。当初より籠城戦覚悟のイランを遠隔攻撃だけでどうにかすることなどできず、アメリカ軍の攻撃も脅しの域を出ない。そんな足元を始めから見透かされているのでむしろ手のひらの上で踊らされているのはアメリカなのだ。それを認めたくないトランプは口先だけでイランに対して侮蔑的な態度に出ているが、そこもイランから見ればただの痛いジイさんにしか見えないだろう。この戦争、イランはホルムズ海峡を封鎖すると宣言し、それでも突破しようとする船舶のいくつかを攻撃すれば恐れをなして事実上の封鎖が成る。それに対してトランプらには明確な対抗策がない。民間商船の全てを護衛するわけにもいかず、こうやってミサイルを打ち込んだり空爆するのがやっとだ。あとはいつアメリカが負けを認めるかと言うことになる。おそらくイランはアメリカが負けを認める代わりにホルムズ海峡の権益を認めさせるつもりなのだろう。トランプとネタニヤフのバカどもが開けてしまったパンドラの箱はもう元には戻せないのだ。

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