2010-07-02

心証


長女の愛車の子供自転車がパンクしたというので早速調べてみると、前輪のチューブが完全に破裂してとてもパンク修理セットで直せるレベルではない。先日タイヤの空気を入れ直したときに、少し多めに入れたのがチューブ破裂の原因だろう。しかし通常それくらいではチューブが破裂することなどないので、チューブ自体の劣化がかなり進行していたのも大きな要因だろう。なんせ長女の愛車はいま高校1年生の甥っ子が乗っていたもので、10年以上前のものなのだ。
チューブを交換しなければ埒があかず、仕事の帰り道近所のトステムによって16インチのチューブを探す。自転車売り場の隅の方で見つけたチューブは1本580円、思ったよりも安かったが店頭に陳列されていたものはずいぶんと日に焼けて色褪せてしまっている。それしかなかったので仕方なく購入するためレジに向かおうとしたが、念のため自転車売り場のスタッフに『これだいぶ日に焼けとるんで、他に無いの?』と聞いてみると、『ああ、ちょっと待って下さい』と、すぐにきれいなものを出してきた。その場は礼を言って購入したのだが、そもそもそんなに色褪せたものを陳列しておったらいかんだろ。たまたま僕が聞いたからきれいなものを出して来たが、聞かなければ色褪せたものを買わざるを得なかった。店員は『ラベルが色褪せているだけですから・・』なんて言うが、ラベルがあんなに退色しているならチューブ自体のゴムも紫外線で相当劣化しているはずだ。そこで『ゴムが紫外線で劣化してるでしょう?』と突っ込んでやると、『まあ、そうですね・・』と意味不明の笑いを返して来た。在庫から掃きたい気持ちはよく分かるが、だからといってよりコンディションの良いものを隠し込んで、瑕疵品から販売する態度はいかがなものか?客商売としてはまず失格と言っていい対応だな。こういうように文句を言った者だけが報われるような仕組みは、やはり排除すべきだろう。いずれにしろお粗末なことだよな。

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