ロシアによるウクライナ侵攻から3年が経った。3年が経っても状況は一向に改善せず、むしろトランプ政権の誕生でウクライナは大きな岐路に立たされている。このところのトランプの言動は思い通りにいかないことへの苛立ちからかロシア寄りの姿勢を鮮明にし、プーチンの代弁者となりつつある。プーチンにしてみたらトランプは操り易い人間なのでこの状況を喜んでいるだろう。早いとこ手柄を立てたいトランプは和平交渉に前のめりとなっていて、目に見える形での答えが出るならプーチンへの譲歩も厭わない勢いだ。当然ウクライナのゼレンスキーがそれに対して警戒感を示すのは当たり前のことで、それが気に食わないから脅しつけてやろうというやり方はあまりにも傲慢だ。大原則としてどんな理由があったにせよ一方的に侵攻し殺戮と破壊のかぎりを尽くしているロシアが悪であることは間違いない。そのロシアに譲歩するということはその悪行に目を瞑るということで、その罪はロシアと同等だ。そんなことをすれば恥ずべき汚点として末代まで語られ、アメリカの威信を著しく損なうだろう。トランプらが目指す偉大なアメリカなんてモノはそんな程度のものでしかない。そもそも単なるペテン師が大統領になり強大な権力を握ったとしてもペテン師以上のことができるはずもない。こんな男の言動に左右されるウクライナが不憫でならない。どうにかしてウクライナの現状が改善されることを祈らずにはいられない。
0 件のコメント:
コメントを投稿