2024-07-13

アラブの腰抜けども


  結局のところアラブ人にとってもパレスチナ人の命は軽いのかもしれない。イスラエル軍によってパレスチナの人々が毎日のように虐殺され迫害されてもアラブ世界はイスラエル政府に対して強硬な態度を示すわけでもなく、どちらかというと傍観を決め込んでいる感じだ。それもあまりにも無関心でいると国内の強硬派が騒ぎ出すので、そういった連中の不満をガス抜きする程度の態度を表明し、嵐が過ぎ去るのを待っている感じだ。ただアラブ国家の中でもイエメンのフーシ派だけはイランの影響もあって突出して強硬な行動を起こしている。同じくレバノンも新イランのヒズボラがイスラエルと激しく交戦するなど、イランの庇護を受けているところだけがハマスに実際の行動をもって連帯していると言える。ではアラブの大国エジプトやサウジアラビアはどうかと言うと、イスラエルの軍事行動を非難はするものの先にも述べたように本気で止めようとしている様子もなく、やる気の無さを感じてならない。こういったように一見アラブ世界などといって一体感があるように一括りにしているが、その実はそれぞれの利益のみを追求してまったくまとまりがない烏合の衆と言えるだろう。ゆえに中東戦争ではイスラエルを相手に決定的な勝利を得られず現状に至っている。この混沌とした中東にはサラーフッディーンのような英雄が必要なのだろうね。そういう人物が出ない限り決してまとまらないし、イスラエルの暴虐も終わらないだろう。

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