2024-06-26

進まぬ和平


 イスラエルとハマスとの間で停戦が成立するような話があってからどれだけ経っただろうか。実際停戦には程遠く、イスラエルはパレスチナ人の難民キャンプなどを無差別に爆撃し、多くの一般人を虐殺している。加えて援助物資の搬入も滞っていて、ガザの飢餓状態は壊滅的状況と国連が報告している。ただし、国連はそういった報告をするだけで攻撃するイスラエルに対して明確に攻撃を停止するようにも言わないし、平和維持部隊を編成してガザに駐留させるような実力行使に出ることもない。結局は先の停戦の話と同じで本気で停戦を実現させようなどとは誰も思っていないのだろう。このままの状態を放置しておけば世界はイスラエルを厳しく非難し、そのイスラエルを盲目的に援助するアメリカも同等をみなされ、国際的立場が著しく損なわれる。そういったことを避けるために対外的に停戦に向けた動きをしているように見せるため、さも停戦交渉を行っているように見せているだけなのかもしれない。ひょっとするとアメリカは本気で停戦を目指しているのかもしれないが、イスラエルはネタニヤフの発言でもわかるとおり停戦などする気はない。ただ最大の援助国アメリカの顔色を伺う必要もあるので停戦交渉に臨んでいるフリをしているだけだろう。そうしていれば時間が稼げるので、その間に作戦を継続しようという魂胆に違いない。ほんと最低の政府だ。

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