サイクロンがミャンマーの人々を呑み込み、その生活をズタズタに破壊し尽くしてからひと月が過ぎた。が、人々の苦しみは癒されること無く、まるで忘れ去られたかのように・・捨てられたかのように『時』だけが流れ、その『時』は彼らに何一つ与えることは無かった。
軍政は『すべての被災民に救援物資が届けられた』などと言っているようだが、これについてはコメントするのも嫌になるくらい唖然とし、激しい憤りを禁じ得ない。先に外国の援助隊を受け入れると表明したものの、それはごく僅かな人数でしかなく240万人とも言われる被災者を支援するにはあまりにも少なすぎる。おまけに世界各国に復興のため約110億ドル(約1兆1500億円)もの義援金が必要だと吹っかけているが、約110億ドルと言えばミャンマーの1年分の国家予算に匹敵する額で、サイクロン被害にかこつけて外貨を懐に入れようと言う魂胆が見え見えだ。援助物資さえも困窮する民衆から横領し、横流しするような政府が義援金を苦しむ人々のために使うことなぞ考えられず、各国の援助が迅速に行なわれないのもすべてそこに原因がある。
平和な日本に座してただ軍政の悪行を嘆き、憤っているだけでは埒があかないし、苦しむ人々は救われない。
じゃあ、一体何ができるのか?いや、そうじゃない。何をするのか?だな・・
For The People Of Tibet
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