2024-08-17

ただの時間稼ぎだろ


 ハマスとイスラエルの停戦交渉は進んでいると仲介国やアメリカは言っているが、これはただの時間稼ぎだと思っている。停戦交渉に臨んでいるといいなからイスラエルは相変わらず安全地帯を容赦なく空爆して多くの市民を殺している。停戦交渉に臨んでいるということを理由にイスラエルの対して免罪符を与えてしまったようなものだ。実際のところアメリカも停戦なぞ望んでいないはずだ。ただその態度を前面に出せば世界各国から非難されるのでイスラエルと同じく停戦交渉が成立するよう積極的に関わっている素振りをしているだけだ。その裏でイスラエルに対して大量の武器を支援しているからね。本気で停戦を望んでいるのなら当事国に武器を与えるような真似はしないはずだ。ハマスの最高幹部をテヘランで暗殺されメンツを潰されたイランはイスラエルに対して報復を宣言しているが、停戦交渉の結果次第では報復攻撃を放棄するとまで言っている。ここで停戦交渉をカードにイランの報復攻撃を遅らせ、その間に攻撃に対する備えを固めておこうというのがアメリカとイスラエル共通の思いだろう。時間を稼ぐことでまだ遠くにいる空母打撃群の到着を待っているように思う。空母打撃群を展開させればイランの攻撃に対するイスラエルの防御力は格段に上がる。そもそもイスラエルは停戦なぞ望んでいないし、アメリカも同じだろう。イランが仕掛けて来たことを理由にアメリカやイスラエルが猛烈に反撃してイランの軍事力を削ぐつもりなのかもしれない。理由なんてなんでもいいがとにかくすぐに戦闘を停止させ、これ以上の殺戮を止めなければならない。こういう時くらい国連がその力を発揮してくれるといいんだけど、結局できないんだよね。全く無用の長物でしかない。

0 件のコメント:

コメントを投稿