2024-05-21

よくやったICC


 ICC(国際刑事裁判所)がハマスの幹部3人とイスラエルのネタニヤフ首相及びガンツ国防相に対して戦争犯罪の疑いで逮捕状を請求した。これには各方面が激怒しているが、彼らのやっていることはいかなる理由があるにせよ戦争犯罪行為であることは紛れもない事実であり、罪を犯したすべての当事者は公平に裁かれてこその法律だ。罪を犯した者は誰であろうと罰を受けなければならないという、法の最も基本的な部分からの逮捕状請求であり、アメリカが如何に抗議し・非難しようが法から逃れることはできない。むしろここでも大国の力を使って逮捕状を取り下げさせるようなことになれば、法の存在など無意味になりICCどころか国連憲章を掲げる国連の存在意義さえ失われることになる。大きな反発が予想される中でも信念を曲げずに逮捕状を請求したICCには賛辞を送りたい。今後もぜひこういった活動を強めてもらいたい。

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