2024-05-25

法を守らぬ者ども

 


ICJ(国際司法裁判所)がイスラエルに対してラファへの攻撃を即時停止するよう命じたにもかかわらず、イスラエルはそれを無視する形で激しい攻撃を続けている。ICJはラファへの攻撃が人道的に違法なものであると判断したから停止命令を出したのであって、それを無視することは法を遵守しない国であるということであり、イスラエルは北朝鮮などと同じく無法国家ということになる。法を無視し殺戮を繰り返す国に対しては国連軍を介入させ戦争を止めるべきだが、おそらくアメリカ・イギリスの反対で実現は難しいだろう。こんな理不尽なことがまかり通っていいのだろうか、激しい怒りを感じてならない。ロシアや中国・アメリカなど力を持った大国が法を蔑ろにする行為が年々増して来ている。力による支配が2度の大戦を引き起こし、膨大な数の犠牲者を出した。その痛みへの反省から法による支配が続けられて来たはずだが、それがいともたやすく破られつつある。法無き世が何を生むかは過去の歴史から学んでいるはずなのに、再びその暗闇へと歩を進めつつあるように感じるのは杞憂だろうか。

パレスチナの人々を追い詰めた先にあるものが世界への激しい憎悪と復讐心であることをなぜ 理解しようとしないのか。今の行いが子や孫の命を奪うきっかけになりうるというのに、なぜそれが分からないのか。あまりにも愚かすぎる。

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